IDEとは?詳細やメリット、おすすめのIDEを紹介します!
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IDEとは?詳細やメリット、おすすめのIDEを紹介します!
アンドエンジニア編集部
2021.04.21
この記事でわかること
IDEとは日本語で統合開発環境と呼び、プログラミングに必要な環境を統合してくれているサービス
IDEには、入力サポート機能やエラーチェック機能などがあり、効率よく開発できる
IDEにはさまざまな種類があるため、自身に合ったIDEを選択することが大切

そもそもIDEとは?

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近年、プログラミングスキルを身に付けるためのツールは多数あります。初心者から熟練者までIDEを利用している方は少なくないでしょう。ここからは、IDEの詳細やIDEとフレームワークの違いについて紹介しましょう。

IDEとは

IDEとは「Integrated Development Environment」の略称です。日本語では統合開発環境と呼ばれています。統合開発環境とは、プログラミングを行うにあたって必要な環境を統合してくれているサービスを指します。例えば、IDEではソースコードの記入・コンパイル・バグの確認・編集の管理などを提供しています。

もともとシステム開発を行う場合、テキストエディタを用いてソースコードを記述し、コマンドライン上でコンパイルを行うなど、非効率な環境で開発する場合が多かったです。よって、コンパイルを行う場合はコンパイラ、デバッグする場合は、デバッガなどと開発に必要なそれぞれのツールを各々揃えなければなりませんでした。

一方現在では、サーバーサイドの開発やGUIの開発などのようにエンジニアに求められる業務の量は増加傾向にあります。また、プロジェクト管理などシステム開発の負担も増大しています。したがって、IDEによって開発環境を1つに統合することで、開発を行う負担の軽減や、効率の向上が期待されています。IDEではテキストエディタ、コンパイラ、デバッガなどをが1つにまとめられています。Webシステム・サービス・アプリなど、統合開発環境はさまざまなシステムやプログラミング言語に対応しています。

IDEとフレームワークの違い

これまでにも説明しましたが、統合開発環境であるIDEはアプリケーションを開発するにあたって必要なソフトウェアを1つに統合して提供するパッケージを指します。しかし、IDEとフレームワークの違いについて疑問を抱く方も少なくないでしょう。ここからは、IDEとフレームワークの違いについて詳しく紹介しましょう。

フレームワークとは、アプリケーションを開発する際の雛形の役割を担っています。フレームワークはアプリ開発の際に必要とされる機能を1つにして提供します。アプリケーション全体における処理の流れを管理しやすいことがフレームワークのメリットといえるでしょう。

統合開発環境であるIDEは、テキストエディタやコンパイラなどを統一して提供する開発環境を指します。一方、フレームワークはアプリケーション開発における工程を容易にするために用います。

IDEを利用する4つのメリット

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ここからは、IDEを利用するメリットについて4点ご紹介します。

汎用的な統合開発環境

IDEはプログラミングに必要な環境が1つに統合されています。したがって、IDEを利用することで、1つのサービスでプログラミングに必要な全ての環境を用意することができるため、事前準備などの手間が不要で効率よく開発を行うことができるでしょう。

入力サポート機能

IDEには入力サポート機能があることもメリットといえるでしょう。例えば、スマートフォンで予測変換を行うことがありますが、それと似ている機能です。大規模プロジェクトのシステム開発となると、プロジェクトで定めている命名規約などが曖昧になることも多いでしょう。IDEの入力サポート機能では、多数のエラーを未然に防ぐことができます。また入力サポート機能は、テキストエディタにはない機能です。

プログラムエラーチェック機能

入力サポート機能に付随して、プログラムエラーチェック機能があることもIDEのメリットといえるでしょう。プログラムエラーチェック機能では、開発を行う際にソースコードのエラーをチェックしてくれる機能を指します。例えば、プログラムの実行を行う前に、赤の波線などでエラーを目立たせて教えてくれます。したがって、コンパイルを行う前にエラーを取り除くことができ、効率よく開発を行うことができるでしょう。

選択肢が豊富

IDEには、Microsoftが開発したサービスなど数多くの製品があります。製品の種類も自身でインストールを行い利用するものから、クラウドサービスを用いて利用するものまでさまざまです。使用するプログラミング言語やエンジニアの趣向などを考慮して、自身にあったサービスを選択できるのもIDEのメリットでしょう。無料で使用できる製品や、最初は無料版として利用できる製品もあり、予算が厳しい方でも安心して利用することができます。

おすすめの統合開発環境

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ここからは、おすすめのIDEについて5点ご紹介します。統合開発環境には多数の製品があります。それぞれの統合開発環境によって特徴が異なります。

Eclipse

Eclipseは、プログラミング言語であるJavaを扱う統合開発環境として、IBM社が商用の製品として開発を行いました。その後、オープンソースプロジェクトに寄贈されることとなり、現在ではさまざまなプログラミング言語に対応しています。例えば、C言語・PHP・Rubyなどが挙げられます。

Eclipseの特徴として、プラグインと呼ばれる拡張モジュールを追加することで、自身のニーズに合わせて機能を新しく追加できるようになっています。Eclipseが多くの開発者に支持される理由の1つともいえるでしょう。Eclipseのもう1つの特徴として、テキストエディタで記述したソースコードをすぐに実行することが可能です。例えば、JavaでEclipseを利用する場合、ローカル環境にJavaをインストールしておくことで、結果をすぐに確認できるでしょう。したがって、コンパイルに割く時間を削減できる点がメリットといえます。また他にも機能は多数あり、デバッガやコンソールを利用することで、バグやログも確認できます。

Xcode

XcodeはiOS用のアプリを開発する場合に便利です。Xcodeは、Apple社が無料で提供している開発ツールです。XcodeはiOSだけではなく、Apple製品に対応しているソフトウェアやアプリケーションを開発できる統合開発環境となっています。Mac App Storeなどからダウンロードを行うことができるため、Apple IDを取得することで誰でもプログラミングをすぐに始めることができるでしょう。プロジェクトで利用するソースコードや画像などを一元化して管理できる点がXcodeのメリットでしょう。以上から、iOS用のアプリを制作する場合にXcodeは最適な統合開発環境といえます。なお、Macでしか動作できない点については注意が必要です。

Android Studio

Android Studioは、Android用のアプリを開発する場合におすすめで、Google社がAndroidアプリ開発のために公開している統合開発環境です。Android Studioでは、Androidのアプリのソースコードの作成から、アプリとしてインストール環境へと変換するビルドの作業まで行うことができます。Android Studioは多種多様なOSに対応している点がメリットといえるでしょう。代表例として、WindowsやLinux、Macに対応しています。

Visual Studio

Visual Studioは、Microsoft社がWindows版のアプリケーション開発用の統合開発環境として公開しています。例えば、Visual BasicやC++、C#などのプログラミング言語を用いて開発を行うことが可能です。Visual Studioでは、ボタンなどの部品を統合するために、初期段階よりリソースを用意していたことも特徴で、エンジニアにとって使いやすい統合開発環境となっています。

IntelliJ IDEA

IntelliJ IDEAは、チェコに本社を置いているJetBrains社が提供している統合開発環境製品です。JetBrains社はプログラミング言語によって複数製品を提供していますが、IntelliJ IDEAは多くの言語に対応している点が特徴といえるでしょう。IntelliJ IDEAにはサポート機能があります。記述したソースコードについて、さらによりよい記述方法を提案してくれる機能があるため、品質向上も期待できるでしょう。

自身に合ったIDAを使用しよう!

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これまでに、IDEの詳細やメリット、おすすめのIDEについて解説しました。IDEとは日本語で統合開発環境と呼ばれており、プログラミングを行うにあたって必要な環境を統合してくれているサービスを指します。IDEには、入力サポート機能やエラーチェック機能などがあり、効率よく開発を行うことができるでしょう。

IDEにはさまざまな種類が存在しており、それぞれ特徴もあります。プログラミング学習を始める方は、無料で有名なIDEの使用がおすすめです。開発を続けていき、自身のやりたいことが明確化したら自身に合ったIDEを選択しましょう。

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